PGP(5.0)                   ユーザーマニュアル                   PGP(5.0)

名称
pgps - メッセージに署名を付加するためのプログラムです。

概要
       pgps   [-u  <userid>]  [-abftv]  [-z|-zs]  [-o  <outfile>]
       file ...

詳細
pgps は、公開鍵による暗号化技術を使って、ファイルに署名を付加するためのプログラムです。

オプション
設定オプションはすべて、コマンドラインで操作できます。全設定オプションのリストと指定方法については pgp.cfg(5) を参照してください。

       -a, --armor
「ASCII 保護」を有効にするときにこのオプションを使います。暗号化されたテキストのテキストのみのバージョンが出力されます。生成されたファイルは安全にメールできますが、サイズは 30% ほど大きくなります。これまでのバージョンの PGP とは異なる点は、クリアな署名(メッセージを署名で覆い隠さずに、メッセージを判読可能な形式のまま残すこと)が暗黙的に有効になるということです。

-b     分離署名です。署名とメッセージを結合して同じファイルに格納するのではなく、独立した署名ファイル(デフォルトでは、file.sig)を作成するときにこのオプションを使います。

-f     ストリームモードです。標準入力に対する入力を受け付け、標準出力に出力します。引数としてファイルを 1 つも指定しないと、pgp はデフォルトのモードとしてこのモードで実行されます。

       -o outfile
出力を outfile に出力するように指定するときにこのオプションを使います。ファイル名を指定しないと、デフォルトのファイル名が使われます。各入力ファイルのデフォルトのファイル名は、入力ファイル名に .pgp が付加されたものになります。ただし、ASCII 保護が有効になっている場合は、.asc が付加されます。-b (分離署名) を指定すると、署名の出力ファイル名は、入力ファイルに sig. が付加されたものになります。このオプションを使って複数の入力ファイル名を指定すると、エラーが発生します。

-t     テキストモードを有効にするときにこのオプションを使います。入力メッセージは、プラットフォームに依存しない形式に変換されます。主に、ファイルを異なる OS 間で移動するときに使います。

-u     署名時に使用する鍵の ID を設定するときにこのオプションを使います。ユーザー ID(foo@bar.baz.com など)または鍵 ID(0x12345678 など)のどちらを指定してもかまいません。何も指定しないと、デフォルトの署名鍵が使われます。pgp.cfg(5) の MyName ディレクティブも参照してください。

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-z     バッチモードです。PGP の機能を他のアプリケーションから利用する方法については、pgp-integration(7) を参照してください。

例:
       pgps -u foo@bar.baz.com -bat document.txt
ファイルに対して、ASCII 保護された分離署名が作成されます。document.txt ファイルに対する暗号化処理と署名処理には、foo@bar.baz.com の鍵が使われます。生成されるファイルの名前は、document.txt.sig になります。

ファイル
       ~/.pgp/pgp.cfg
ユーザー別の設定ファイルです。これまでのバージョンの config.txt に相当するファイルです。詳細については、pgp.cfg(5) を参照してください。

バグ
pgp(1) を参照してください。

その他の参照ページ
pgp(1)、pgpv(1)、pgpe(1)、pgpk(1)、pgp.cfg(5)、pgp-integration(7)、http://www.pgp.com (米国バージョン)、http://www.pgpi.com (インターナショナルバージョン)

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