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VPS v3 サーバーのカスタマイズ

本ページは 2008-04-01 更新されました


vps サーバーの設計思想により、サーバーのカスタマイズは比較的簡単に行えるようになっています。
デフォルトの標準サービスを好みのプログラムに置き換えることもできます。

しかし、vps サーバーのカスタマイズに先立って影響を熟慮しておかなければならない点がいくつかあります。

  • SPEEDEX はカスタマイズや独自プログラムに付いてはサポートできません。
    カスタマイズや独自プログラムのインストールや使い方に付いてサポートできないだけでなく、カスタマイズや独自プログラムの利用によって引き起こされるデフォルトの標準サービスのエラーや不具合に付いてもサポートできません。

  • デフォルトの標準サービスやシステムライブラリーの置き換えを行った場合、そうしたファイルは更新の対象外となります。
    カスタマイズ部分の更新やパッチ、セキュリティー確保はサーバー管理者の責任で行ってください。

  • vps サーバーにはディスク容量、メモリー、その他のシステムリソースに制限があります。
    この点を独自プログラムのインストールの前に十分考慮してください。
    ほとんどのプログラムは物理的に1台のマシーンでの利用を前提としています。
    そのため、プログラムを vps サーバー環境で効果的に利用するには、プログラムの設定を大幅に変更する必要があることもあります。

vps サーバーの多くのシステムファイルは read-only あるいは Virtual シンボリックリンクとなっています。
これはシステムファイルがディスク利用容量に含まれないようにするための措置です。

Virtual シンボリックリンク

Virtual シンボリックリンクは vps サーバーのディスク容量を無駄遣いしないための特別のファイルです。
デフォルトでは、Virtual シンボリックリンクは小さなサイズのファイルで、一般にはお使いのサーバーの /skel 領域にある大きなファイルへのシンボリックリンクになっています。
Virtual シンボリックリンクファイルを書き換えた場合、リンクは解消され書き換え後の実体ファイルが使われるようになります。
その結果、ディスク使用量にそのファイル分が加算されます。
ファイルが Virtual シンボリックリンクになっているかどうかを調べるには ls -alv を使ってください。

Read-only ファイル

vps サーバーで必要とされる重要なシステムファイルの多くが、意図しない書き換えによるサーバーの不具合を招かないために read-only になっています。
こうしたファイルのほとんどは kernel や物理的デバイスに関連していますから、そうしたファイルを変更するような場面に遭遇しないのが一番いいことですが… .

/skel ディレクトリーには、それを使って個々の vps サーバーが作成された、オリジナルソースファイルがあります。
個々の vps サーバーのディスク使用量を節約するため、多くのシステムファイルは /skel ディレクトリーへの Virtual シンボリックリンクとなっています。

FreeBSD Ports Collection ディレクトリーもディスク使用量を節約するため read-only になっています。
read-only であっても ports からのインストールや利用には弊害がない様、デフォルトで設定してあります。
vps サーバーの ports collection は FreeBSD のマスター ports collection によって更新されています。

vps サーバーの自由度は、比べるもののないほど優れたものだと自負しております。
また、SPEEDEX はパートナー様のサーバー管理に付いて、誠心誠意サポートしてまいります。
しかし、カスタマイズはサーバーに多くの影響をもたらすため、カスタマイズ後のサーバー管理については、パートナー様側で全責任を持っていただく必要があります。
なお、vps サーバーの初期化は無料でお受けいたしますが、Kaspersky Anti-Virusの再インストールが必要な場合、インストール費 10,500円が発生します。
この他、初期化に付随する設定、作業等により費用が発生することがあります。
また、サーバーを初期化すると全てのデータが消去されますので、必ずクライアントマシーン側にバックアップを行ってください。

SPEEDEX サポートポリシー

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