SSI (Server Side Includes)

本ページは 2008-04-01 更新されました

注意:以下のリンクが設定されているためこのサポートページでは /www/conf/httpd.conf と記述します。
FreeBSD では /www/conf/httpd.conf -> /usr/local/apache2/conf/httpd.conf
Linux では /www/conf/httpd.conf -> /etc/httpd/conf/httpd.conf

サーバーサイドインクルード（SSI）は HTML 文書内に埋め込まれたシンプルなコマンドを実行し、実行結果を HTML 文書に随時含めるよう Web server に指示する仕組みです。

設定

vps サーバー上の Apache Web サーバーでサーバーサイドインクルード（SSI）を使えるようにするには、サーバーに SSH でアクセスし、su で root になって以下を実行します。

Apache 設定ファイル (/www/conf/httpd.conf) の以下の AddType ディレクティブ
（※デフォルトの httpd.conf では FreeBSD 369行と 370行、Linux 846行と 847行）
がコメントアウトされている場合は、コメントを外し（行頭の # を外す）、全ての .shtml ファイルはサーバーサイドインクルード（SSI）対象ファイルである事を宣言します。

AddType text/html .shtml                
AddOutputFilter INCLUDES shtml

注意: AddType text/x-server-parsed-html .shtml の記述では Firefox Chrom 等のブラウザではダウンロードファイルと判断されます。
AddOutputFilter 行の記述は shtml で .shtml ではありません。

.html ファイルや .htm ファイルでもサーバーサイドインクルード（SSI）を行う場合は、以下も追加してください。

AddOutputFilter INCLUDES shtml html htm

VirtualHost 対象ドメイン名でサーバーサイドインクルード（SSI）を実行可能にするには、Apache 設定ファイル (/www/conf/httpd.conf) を編集する方法と、.htaccess ファイルを SSI を利用したいディレクトリーに置く方法とがあります。
Apache 設定ファイルを編集する場合は以下を行ってください。
設定ファイル(/www/conf/httpd.conf) の、対象ドメイン名の VirtualHost ディレクティブ内に、Directory ディレクティブを作成し、Includes オプションを、Options ディレクティブに追加します。
以下の事例を参照下さい。
128.121.121.121、some-domain.com、some_user は適宜読み替えてください。

<VirtualHost 128.121.121.121:80>

  ServerName some-domain.com

  ServerAdmin webmaster@some-domain.com

  DocumentRoot /home/some_user/www/some-domain.com

  SuexecUserGroup    some_user some_user

  ServerAlias www.software-japan.org

 <Directory "/home/some_user/www/some-domain.com">

  Options Indexes FollowSymLinks Includes

  </Directory>

  ErrorLog /usr/local/apache2/logs/some_user/some-domain.com-error_log

  CustomLog /usr/local/apache2/logs/some_user/some-domain.com-access_log combined

</VirtualHost>

注意: <Directory> のディレクトリー指定は、" " 内で行ってください。
" " がないと、Web サーバーの再起動ができないケースがあります。

Web サーバーの再起動を行ってください。
.htaccess ファイルを使う。
AllowOverride All に設定されているディレクトリでは設定ファイル(/www/conf/httpd.conf) で Includes オプションを設定しないで、以下の記述を行った .htaccess ファイルを対象ディレクトリに置くことでサーバーサイドインクルード（SSI）を使えるようになります。
（デフォルトではコンテンツを設置するディレクトリは AllowOverride All に設定されています。）
```
Options +Includes
```
.htaccess ファイルを使う場合は、Web サーバーの再起動は不要です。

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