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サーバー証明書をインストールする

本ページは 2008-04-01 更新されました


注意:以下のリンクが設定されているためこのサポートページでは /www/conf/ と記述します。
FreeBSD では /www/conf/ -> /usr/local/apache2/conf/
Linux では /www/conf/ -> /etc/httpd/conf/


サーバー証明書 を取得したら、サーバー証明書とプライベートキーをインストールし、SSL のセットアップを行います。
それにより、デフォルトのサーバー証明書に代わって新たに取得したサーバー証明書が使えるようになります。

注意:以下の説明で使うドメイン管理者名 admin_name、ドメイン名 some_domain.com、コモンネーム www.some_domain.com は架空のものです。
実際の管理者名等に読み替えてください。


サーバー証明書を取得したら、先ず ssl.cert の名称でローカルに保存します。
そして、そのファイルを vps サーバーのドメイン管理者のホームディレクトリ等にFTP でアップロードしてください。
アップロードは必ず ASCII モードで実行してください。
アップロードしたファイルを以下のようにして /www/conf/admin_name ディレクトリーに ssl.cert の名称で保存してください。


> su



# mkdir /www/conf/admin_name

# mv /home/admin_name/ssl.cert /www/conf/admin_name

# chown root /www/conf/admin_name/ssl.cert

# chmod 600 /www/conf/admin_name/ssl.cert



もし、サーバー証明書発行団体が Certificate Authority ファイルも提供している場合は、そのファイルも /www/conf/admin_name ディレクトリー auth.cert の名称で保存してください。

サーバー証明書を vps サーバーに保存したら、プライベートキーの存在を確認します。
プライベートキーは CSR 作成時に同時に作成され、/usr/local/certs/ ディレクトリーに privkey.pem の名称で保存されているはずです。
これを /www/conf/admin_name ディレクトリーに ssl.pk の名称で保存してください。
サーバー証明書とプライベートキーのコピーは必ず、別のディレクトリーか、ローカルに保存して置いてください。
インストールに失敗したときなどに必要となります。

両方のファイルが保存できたら、root で、以下のコマンドを実行します。
CSR を作成時に設定した、PEM フレーズ (PEM phrase)の入力を求められます。


# cd /www/conf/admin_name

# openssl rsa -in ssl.pk -out ssl.pk

# chmod 600 ssl.pk



openssl rsa コマンドは、プライベートキーからデフォルトの暗号化を取り去り (decrypt)、Apache Web サーバーが利用できる形式への変換を行います。
プライベートキーが decrypt されているかどうかは、ファイルを開けばわかります。
最初の数行が、以下のような記述になっている場合は decrypt されていません。

-----BEGIN RSA PRIVATE KEY-----

Proc-Type: 4,ENCRYPTED

DEK-Info: DES-EDE3-CBC,BCC23A5E16582F3D



hfWyPkea3gnVCHCZJ/zgQpCH9RZF7WjYXGYohdbfkJY0ETLwXaqjvnNHQlLomwIt

decrypt されると、以下のような形式への変換が行われています。

-----BEGIN RSA PRIVATE KEY-----

MIICXQIBAAKBgQCot9aa9R38QevFSWqU718VFxqEDcY4gJfdZ6sBy282jdgCVcwU

q92tQ5V3amQanoSIWxI/O9GYm5kJSo3b2qGib2sqLiHZFav/bRjL5IDFOMwcSTyp

O0I9otCK72/rrxMl+Gt8b5saEiIdmGO4ar9AM2DYYQCFKYR62mDZ7mRa6wIDAQAB

AoGBAJWy0CqblGhvgSeCdZwCK+ZFopRKuHcHujeLtRKZk2rfPisMP1CUEdObJLJY

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Cb+4kQSEWrP7EdJk4cOHOH+ZYjinf77x8v2PbnaKE5Dc

-----END RSA PRIVATE KEY-----

/www/conf ディレクトリーにある httpd.conf ファイルの対象ドメイン名の 443 VirtualHost ディレクティブ内で以下のような指定を追加します。

SSLCertificateFile /www/conf/admin_name/ssl.cert

SSLCertificateChainFile /www/conf/admin_name/auth.cert

SSLCertificateKeyFile /www/conf/admin_name/ssl.pk

上記の certificate ディレクティブを httpd.conf ファイルに追加したら、restart_apache コマンドを実行し、Apache がインストールしたサーバー証明書を使うようにしてください。

仮に、www.some_domain.com でサーバー証明書を取得しているとすれば、以下の URL でサーバーにアクセスし、サーバー証明書が正しくインストールできたことを確認してください。

https://www.some_domain.com

エラーなしにページが表示されたら、ブラウザの鍵のアイコンをクリックしてみてください。
(ブラウザによってはダブルクリックが必要かもしれません)
サーバー証明書情報が表示されるか、サーバー証明書情報へのリンクが表示されますので、正しいドメイン名と、運営者の正しい情報が表示されるかを確認下さい。

エラーになる場合は、トラブルシューティングページや、サーバー証明書発行団体のサポートページを参照してください。





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