Movable Type 4.2

Movable Type はブログだけでなくウェブページやファイル管理も可能な、ウェブサイト全体を管理するコンテンツ管理システム(CMS)です。
テンプレートによる高度なデザイン編集、豊富なプラグイン、管理画面のカスタマイズにより、様々な用途に柔軟に対応します。

Movable Typeについての詳細は、Movable Type 日本サイトをご確認ください。

Movable Type 4.2インストールのためのサーバー環境の構築

・MySQLのvinstall

・PHPのvinstall

・Perl モジュールのインストール
注意：OS/FreeBSDのVPSサーバーの場合、デフォルトの状態では、MT利用に必須なPerlモジュールのうち
DBI と DBD がインストールされていません。
(OS/Linux タイプのVPSサーバーの場合はインストール済みなので、この作業は不要です。）
以下のサポートページを参考に、CPANユーティリティを利用し、DBIとDBDをインストールしてください。
cpan - Perl5 Module のインストールユーティリティー

具体的には、以下となります。

# cpan> force install DBI

# cpan> clean DBI

# cpan> force install DBD::mysql

# cpan> clean DBD::mysql

force install を利用することによって、
モジュールのインストール過程で行なわれる、
make test により発生する可能性があるエラー回避が可能です。

ディレクトリの作成

ここでは、バーチャルホスト設定済みのドメインを「***.com」 、
ドメイン管理者ユーザ名を「***」として、MTをインストールする方法をご案内します。
ユーザー名: *** でFTPログインし、以下4つのディレクトリをFTPクライアントで作成してください。

1. アプリケーションディレクトリ
ディレクトリパス: /home/***/www/cgi-bin/mt
URL: http://www.***.com/cgi-bin/mt/

2. スタティックディレクトリ
ディレクトリパス: /home/***/www/***.com/mt-static
URL: http://www.***.com/mt-static

3. ブログディレクトリ
ディレクトリパス: /home/***/www/***.com/blog
URL: http://www.***.com/blog

4. データベースディレクトリ
ディレクトリパス: /home/***/db

ファイルのアップロード

FTPクライアントを利用し、ローカルで解凍したパッケージを以下手順でアップロードします。
FTPは必ず *** ユーザでログインしてください。

解凍したMTパッケージの内、mt-static ディレクトリ内のすべてのファイルを、
作成したスタティックディレクトリ(/home/***/www/***.com/mt-static)にアップロードします。
(注意：MTパッケージのmt-static ディレクトリはアップロードせず、ディレクトリの中身だけをアップロードしてください。)

mt-static ディレクトリ以外の残りの全てのディレクトリ・ファイルを、
作成したアプリケーションディレクトリ (/home/***/www/cgi-bin/mt) にアップロードします。

パーミッション (権限)の設定

アップロードしたファイルやディレクトリに対して、FTPクライアントを利用して適切な権限を設定します。
アプリケーションディレクトリ (/home/***/www/cgi-bin/mt) 内のスクリプト (拡張子が cgi のファイル) の権限を、755 に設定します。
ブログディレクトリ (/home/***/www/***.com/blog) とデータベースディレクトリ(/home/***/db)の権限を、777 に設定します。
mt-static ディレクトリ (/home/***/www/***.com/mt-static) 内の support ディレクトリの権限を、777 に設定します。

データベース、ユーザーの作成

MySQL にログインして、データベースを作成します。
たとえば、データベース名を mt とする場合は、次のようになります。

データベースの作成時に文字コードを指定します。
UTF8の場合は、具体的には以下となります。

# mysql -u root -p

Enter password:mysqlrootpass

mysql> create database mt character set utf8;

続いて、ユーザを作成します。
たとえば、ユーザー名を mtuser パスワードを mtpasswd とする場合は、次のようになります。

mysql> grant all on mt.* to mtuser@localhost identified by 'mtpasswd';

上記全て完了後、以下にアクセスして、ブラウザからインストールを行ないます。
http://www.***.com/cgi-bin/mt/mt-wizard.cgi

ブラウザの設定

1. Static Web Pathの設定
Static web path には、以下のように記入してください。
/mt-static
Static file path には、以下が入力済みとなっています。
/home/***/www/***.com/mt-static
「開始」をクリックして下さい。

2. システムチェック
「必要なPerlモジュールは揃っています。
Movable Typeのインストールを続行する準備が整いました」と表示されますので、
「次へ」をクリックしてください。

3.データベース設定
データベースの種類: MySQLデータベース
データベースサーバー: localhost
データベース名: mt
データベースユーザ: mtuser
パスワード: mtpasswd

上記のように入力後「接続テスト」をクリックしてください。
入力の内容が正しければ、
「データベースの設定を完了しました。」と表示されますので、
「次へ」をクリックしてください。

メール設定

メール送信プログラムは Sendmail を選択してください。
sendmail パス: /usr/sbin/sendmail は、自動的に入力されます。
テスト送信するメールアドレスは、受信ができる任意のアドレスを入力ください。
入力後、テストメール送信をクリックすると、「メール設定が完了しました。」と表示されます。
「次へ」をクリックしてください。

構成ファイル

「Movable Type Proの設定を完了しました。」と表示されます。
「次へ」をクリックしてください。

アカウントの作成(システム管理者のアカウント作成)

以下項目について、任意の情報を入力し、設定してください。
・ユーザー名
・表示する名前
・電子メール
・使用言語 (デフォルトは日本語になっています。)
・パスワード
・パスワード再入力
・パスワード再設定用のフレーズ

入力後、「次へ」をクリックしてください。

最初のブログを作成

ブログを公開するためのURLと、公開されるファイルのパスを設定する必要があります。
・ブログ名: 任意
・ブログのURL: http://www.***.com/blog/
・公開パス: /home/***/www/***.com/blog
・テンプレートセット: 任意
・タイムゾーン: 任意

上記項目を入力後「インストール」をクリックしてください。
インストール完了後、「Movably Type にサインイン」をクリックし、
アカウントの作成(システム管理者のアカウント作成)時に設定した ユーザ名とパスワードでログインしてください。

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