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個人事業主にチャンスあり:大企業のWebの案件

<クリエーターに受賞暦などの実績がなければ、企業は仕事を頼めない>

--ご自分では自分の職種は何であるとお考えですか?

「もう少しクリエーター的でありたいとは思っているのですが、理想と現実は違いますのでディレクションのような事務的な仕事も多くこなしています。」

--個人事業主にも大企業からの仕事を受注するチャンスが十分にあるとお考えですか?

「そうですね、個人だから大企業の仕事を請けられない、ということはないと思います。
でもそのクリエーターが特殊な能力というか、【コンテンツ】を持っていなければ仕事を依頼されることはあり得ませんから、拾ってもうために自分の能力をアピールする必要があると思います。」

--拾ってもらうためにはどうすればいいですか?

「まずはとにかく手をあげることです。
自分の持つ【コンテンツ】をWebで公開したり、公募展に応募したり、そういった行動を積極的に行うことで、見つけてもらうチャンスを少しでも増やすべきだと思います。」

--手をあげている人もたくさんいる、でも拾ってもらえるクリエーターと、拾ってもらえないクリエーターがいる。その差は何であると思いますか?

「ひとつは実績でしょう。
他にどんなクライアントがいるのか、また、クリエーターやアーティストとしてなら、どんな受賞暦があるのかという実績は武器になります。
また、公募展などにおける【●●賞】といった、第三者の客観的な評価がないと、クリエーターに対して仕事を頼みにくいこともあると思います。
企業のWeb担当者や代理店やプロダクションの担当者が、客観的にデザイン能力などを判別できる目を持っていれば、実績がない個人が採用されることもありえると思いますが、デザインなどの良し悪しは主観的な部分もあるので、実績という後ろ盾がなければ難しいのです。」
佐藤様の受賞暦等

--自分で拾ってもらいやすいようなアピールをしないといけないということですよね。

「そうですね、当然なんらかの形でアピールしなければいけません。
私のケースで言えば、8年前に、誰もやっていなかったようなデザインに凝った、Flashを使ったようなホームページは目立ちましたし、アピールポイントであったと思います。」

--当時に比べて現在の方がWebにおけるビジュアルプレゼンテーションは難しくなっている、差別化しずらくなっていると思うのですがいかがでしょうか。

「インターネットの世界でのマーケティングや表現方法は、まだ確立されていないというか、移り変わりがあると思います。
8年前に私がFlashを使って作ったサイトのような新鮮な感覚は、今の複雑になったWebで表現することは難しいかもしれませんし、技術というのは日進月歩ですから、技術的なことよりも、自分の能力や、どんなものを何で表現できるのかなど、本質の部分を磨いていかなければいけないのではないでしょうか。
写真でもイラストでも良いのですが、≪自分が何をできるのか≫という【コンテンツ】がなければいけません。
そういう自分の特殊な【コンテンツ】があってはじめて、どこでアピールしようかということですから、Webが難しいならWebにこだわる必要もないと思います。」

<個人事業主にもチャンスがある、大企業の事情>

--大企業側に、個人の方が取引しやすい理由があるのでしょうか?

「大企業では、普通は代理店がからむような案件でも、プロダクションコントロールというか、社内にデザイナーやプロデューサーなど、個人のクリエーターを集めた自前のプロダクションチームで対応することがあります。
社内に自前のプロダクションチームを持つ方が、個別のクリエーターに委託するよりも安くスピーディに制作することができますよね。
特殊な技能をもった人間を直接雇った方が安上りですから、そういうチームを持っているのです。

もうひとつは、大部分の企業がこれにあたると思いますが、社内に自前のプロダクションチームを持たずに、代理店か、企業か、あるいは個人に制作を外注する場合もあります。
この場合、一人が窓口になって全ての問いに答えられるのは個人だけになると思います。

例えば、あるクライアント様がコンテンツ制作を代理店に外注した際、打ち合わせに代理店と制作会社の2社から5、6人が来た、ということもありました。
担当者が内容をよく分からないので、制作会社の方と直接やりとりしなくてはいけない場合もあったようで、≪話が分からない。ややこしいね≫というお話をしていました。
私の場合はひとりで全ての質問に答えることができますので、話がわかりやすく、クライアント様にとって利便性が高いのではないでしょうか。

そういった点から考えると、自分ですべてこなせる、あるいは仕事を自分一人で振ることができるディレクション業務ができるのであれば、個人へのニーズは高いと思います。」

--クライアント側もそういうことを口に出して言われることもありますか?

「あります。明らかに楽だ、効率が良いということです。」

--大企業が個人事業主に仕事を依頼しているケースは、これに限らず珍しくないのでしょうか?

「大企業はいきなり個人に仕事を発注するのはリスクということもありますので、保険としての代理店を間に挟むケースも依然として多いと思いますが、出版業界などはイラストレーターやフォトグラファーなどの個人に直接仕事を依頼することが多いようです。
マネージメント能力などは重要視されない、本当の【専門職】として、イラストや写真などを採用することが多いようですね。
出版業界のように個人に仕事を出し慣れている大企業もあると思います。」

--大企業と中小企業で、代理店に仕事を依頼する場合と個人のクリエーターに仕事を依頼する場合で意識の違いがあると思いますか?

「大企業は代理店などに仕事を出し慣れているので、代理店を通すと先ほどのような≪窓口が複数になって分かりにくくなる≫といった弊害があることも知っているので、個人に仕事を依頼するケースがあるのだと思います。
逆に中小企業の方が≪代理店に頼めば安心だ≫という感覚があるかもしれません。」

--中小企業よりは、大企業と仕事をしたいですか?

「大企業の方が仕事をしやすいかもしれません。
支払いをはじめ、契約や納期などさまざまな面で曖昧な部分が少ないですね。
中小企業だと社長の一声ということがよくあると思いますが、大企業であれば担当者が誰かとか、稟議はどうまわっているかなど想像がしやすいので、その分仕事はしやすいと思います。」

その他の実例紹介
●個人事業主であるクリエーターが、大企業と仕事をするということ >>
●どんなに素晴らしいものを創れても、マネージメント能力がなければ
大企業と仕事を続けることはできない >>

●Webビジネスにおけるクリエーターの仕事とアーティストとの違い >>
●今後の展望 >>


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