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携帯のサイト制作とPCサイト制作との違い

<携帯ユーザーは厳しいお客様=直感的・視覚的に分からなければダメ>

--御社のホームページに、≪携帯の使われかたの特徴を活かした、スムーズな誘導と便利さ、そして飽きさせない展開。携帯ユーザーはとても厳しいお客様です。≫とありますが、【厳しいお客様】とは何に対してどのように厳しいのでしょうか?

「とにかく携帯ユーザーは早く目的地に到達したい場合がほとんどですから、どのボタンを押せば目的地に辿り着けるのか迷うようなサイトには寄り付きません。
ですから、初めて来た人が直感的に分かりやすいようなボタンの配置やレイアウトの構成など、PCサイト以上にアクセシビリティに配慮する必要があります。
私どもはサイトのデザインをする前にまずユーザーインターフェイスの設計を行っています。
携帯は画面サイズが小さいですから、その中での見せ方が重要なのです。
ターゲットユーザーなどにより導線設計が異なりますので、全て同じという訳にはいきません。
そのあたりをトータルに考えてご提案させていただいております。」

--PCはマウス、携帯はキー操作、また、解像度や画面の大きさも異なりますので、それぞれに訴求方法も変わってくると思いますが、携帯とPCのユーザビリティの違いは具体的にどんなものがありますか?

「携帯ユーザーの場合は≪早く答えが欲しい≫ということですね。
また、文字入力を全てキー操作で行うため、個人情報の入力などは、根本的にはあまりしたがりません。
ですから同じ質問をするにしても、PCではフリーアンサーという使い方も多いと思いますが、携帯はラジオボタンやチェックボックスなどを使い、回答しやすくする必要があります。」

--携帯ユーザーの特徴として、一般に≪文字をあまり読みたがらない≫≪飽きやすい≫などが言われますが、どのような訴求が有効なのでしょうか?

「サイトをぱっと見たときに目新しさがなければ去っていくというケースが携帯ユーザーの場合特に多いですし、1ページに留まっている時間もPCユーザーと比較すると断然少ないので、どうやって次のページに進ませようとするかを考えたときに、更新されていることがビジュアルで瞬間的に判断できる方が次に進んでもらえる確率が高くなるのです。
文字の場合は、更新されていても、気がつきにくいのと、日付が今日のものであれば読むかもしれませんが、おそらく一昨日の日付だと読まれないでしょうね。
画像であれば視覚的に昨日と違う、というだけでボタンを押す可能性が高まります。
しかし、企業の担当者がわざわざサーバーの中に入っていってHTMLを書き換えるということはまずないと思いますし、そもそもそこまで知識がある方はいないことが多いと思いますので、我々が用意した管理画面で画像をアップロードするだけでFlashの中身が変わるような【フライル】というサービスを作りました。」

--【フライル】はどういうしくみなのですか?

「フライルはブラウザで必要な情報を入力もしくはアップロードするだけで、携帯向けFlashのインタラクティブなコンテンツを作成できる、ASPサービスです。
PCで面倒な作業をする必要はなく、ブラウザだけで利用できますので、非常に手軽にユーザーにインタラクティブなコンテンツを提供することができます。
たとえば、商品画像の正面・側面・背面の画像を、ユーザーがボタンを押すだけですばやく切り替えたり、拡大縮小をしたりすることが可能ですので、手軽に快適なオンラインショッピングサイトをユーザーに提供することができます。」
フライル
▲フライル(モバイル用コンテンツ生成ASPサービス)
管理画面イメージ
※イメージを大きくして表示

--実際に【フライル】を利用されている方からはどのような反響がありますか?

「フライルは、≪更新したい≫というニーズを満たすだけでなく、制作会社を介さずに更新作業を行えるため、更新にかかる時間やコストをカットできるようになります。
しかも、Flashの利点を生かしてコンテンツもリッチ化することができ、常にページを目新しい状態に保てますので、ページビューは伸びたというお話を聞きますね。」

<全キャリア、全メーカーの全機種に対応する必要性>

--携帯においては、全キャリアに対応することが重要であるという話を聞きますが、逆に全キャリアに対応できないとどういう状況が生まれるのでしょうか。

「運用側の思惑通りの見せ方ができないということですね。
例えば画像が全く表示されなかったり、思惑とずれてテキストが改行されてしまったり、正規の形で表示されなかったり、ページそのものが表示されないという事態も考えられます。
画像に関しては特に、キャリアと機種を選別するような仕組みをいれておかないと、まずきちんと表示されないと思った方がいいと思います。」
※キャリアとは:携帯電話の通信サービスを提供している会社。現在はNTTDoCoMo、au、Softbankの3社が主要3キャリアとなっている。

--PCでもブラウザによる見え方の違いがありますが、それがもっと顕著だということでしょうか?

「PCにもMacとWindowsがあって、各ブラウザとそのバージョンの違いなどがありますが、携帯は3キャリアとそれに機種の世代があって、さらに機種のメーカーがありますのでPC以上に細かく設定していく必要があります。」

--そもそもキャリアや機種の違いでレイアウトのずれや崩れが起こる原因は何なのでしょうか?

「まずは画面の大きさです。
キャリア間で言うと、画像のファイル形式が違うこと、もっと細かいところでは言語の違いもあります。ただのHTMLではないのです。
この3つの中でも一番厄介なのは、やはり画面の大きさですね。
画面の大きさによって、画像のサイズも変えなければいけません。
例えば、古い機種を相手につくったサイトを最新の機種で見ると、画像がとても小さく反映されてしまいます。
古い機種には小さい画像を、最新の機種には大きな画像をというように最適に振り分けることで、運用側の考えた通りにサイトを表示させることが可能になります。」

--御社のサービスに全機種全キャリアに対応させることができる【キャリアセレクター】というものがありますが、具体的にどういったしくみなのでしょうか。

「キャリアセレクターは携帯サイト制作時に連動するプログラムを活用し、マルチキャリア・全機種対応の携帯サイト構築をスムーズに行うことのできるパッケージサービスです。
個別の対応ページを複数用意して追加することなく、基本ページの作成だけで、各キャリア・端末の種類に応じた最適な表示方法を振り分けることができます。
サイト構築から導入いただければ、端末によって異なる仕様をきめ細かに設定でき、ユーザーに対し行き届いたサービスを実現することが可能です。」
キャリアセレクター
▲キャリアセレクター

--このサービスを作るのは大変でしたか?

「このサービスは一気に作ったというよりも、5年以上前から携帯サイトを運用する中で、ソリューションとして、最初はi-modeだけで見られればいいというのが、auでも見たい、softbankでも見せたいということになってきますので、クライアント様のご要望としてその都度改良して作ってきたというのが経緯ですね。
携帯事業を始めてからの5年の中で試行錯誤して、今の最新の機種とキャリアに対応するものに仕上がったということです。」

--携帯サイトをお持ちの企業で、キャリアや機種の違いでの表示のされ方の違いにストレスを抱えていらっしゃることも多いのでしょうか。

「こういう風に見せたい、こういう風に訴求したいという、その通りに表示されなければ目的が達成されたとは言えません。
よくPCで、ボタンだけ全部左に並んでいるけれど、コンテンツがずっと下に落ちていることがあると思うのですが、携帯でもそれと同じようなことが起こるのであればそれは問題ですよね。
まずは全てのユーザーに自分が思ったとおりの見せ方をするということが必要ではないでしょうか。」

<従来のWeb担当者をモバイル担当者にする弊害>

--企業がモバイルビジネスやモバイルサイトを立ち上げる際に、従来のWeb担当者が引き続き担当することも多いと思いますが、その場合に一番弊害となる上手くいかない要因とはどのようなものだとお考えですか?

「PCを担当していた方が携帯のサイトも担当される際にネックとなるのは、≪PCのものをそっくりそのまま携帯にもっていけば良い≫と考えてしまうことだと思います。
また、PCに慣れているユーザーは携帯をあまり使わないという事実も弊害になると思います。
現在では、初めて【インターネット】に触れたのがPCではなくて携帯だ、という世代がどんどん上がってきていますが、一般に企業のWebご担当者様の多くは、おそらくPCの方が便利で、PCの方をよく利用されているのではないかと思います。
PCと携帯には、端末の性能ですとか、表示領域、適切な文字量など多くの差がありますが、実際に利用していない方にはそこがなかなか理解されにくいのです。」

その他の実例紹介
●携帯ユーザーのPCユーザーとの違い >>
●携帯におけるマーケティングの実例 >>


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